アジアキリスト教協議会 インドで第15回総会を開会へ

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アジアキリスト教協議会(CCA、事務局=タイ・チェンマイ)は、9月27日から10月4日まで、インド南部のケララ州にある都市、コッタヤムで、「神よ、御霊のうちに私たちを新しくし、そして被造世界を修復してください」をテーマに、第15回総会を開催する。

CCAの最高意志決定機関である総会は、通常は5年に1度開かれるが、今回は新型コロナウィルスの世界的な感染拡大による影響で、開催が2年間、2回にわたって延期された。

総会前イベントもさまざまな会場で開かれる。すなわち、アジア・エキュメニカル女性総会(AEWA)、アジア・エキュメニカル青年総会(AEYA)、「エキュメニカルな奉仕 持続可能な開発目標の達成に向けて」に関する南アジア準地域会議、そしてアジア・エキュメニカル移民提言活動ネットワーク(AEMAN)フォーラム会議である。アジア・エキュメニカル研究所の会合もまたコッタヤムで開催中だという。

CCA常議員会も9月26日から27日まで、総会を前に行われる

気候緊急事態、環境問題、刷新と修復、そして被造世界のための配慮に焦点を当て、さまざまなテーマの会合が、中心となる総会のテーマや、「神の御心を是認する」「被造世界との調和のうちに住む」「満たされたいのちを達成する」というサブテーマに取り組むという。

CCAによると、世界教会協議会(WCC)総幹事のジェリー・ピレイ牧師・教授・博士が、9月28日の午後に総会を開会し、テーマに関する演説を行うという。

同総会では、ジュディ・べりナイ博士(マレーシア)、フェルナンド・アンノ牧師・博士(フィリピン)、ヴィッキー・バラバンスキ牧師・博士(オーストラリア)、ラジ・ブハラト牧師・博士(インド/英国)が主題に関する発題を行うという。

「被造世界の刷新と修復:調和のうちに住む」について考える宗教間のパネル会合では、ヒンドゥー教、イスラム教、仏教、ユダヤ教、シーク教、およびジャイナ教の発題者が参加するのがその特徴。

総会の主題に関する五つの異なる話題が、10月1日の午後、CMS単科大学、正教神学院、およびマルトマ・シリア神学院という、コッタヤム市の三つの異なる会場で、同時に議論される予定。

9月30日のアジア・エキュメニカル・フェスティバルは、アジアの豊かな多様性を示す公的な集会となるという。アジア・エキュメニカル・フェスティバルで最も重要な来賓は、ケララ州名誉主席大臣であるピナヤリ・ヴィジャヤン氏であるとのこと。

2023年アジア祈祷日が10月1日に行われることになっており、総会の参加者たちが日曜礼拝でコッタヤム市内および周辺にある地元教会の会衆に加わる。2023年アジア祈祷日のテーマは、総会のテーマと同じ「神よ、御霊のうちに私たちを新しくし、被造世界を修復してください」。

「第15回総会は、アジアのエキュメニカルな歴史においてまた一つ画期的な出来事となるでしょう」と、CCA総幹事のマシューズ・ジョージ・チュナカラ博士は述べた。

「今総会の多様な構成要素や、参加者たちが朝夕の豊かな霊的および礼拝の会合に浸る機会は、礼拝式のさまざまな伝統に属する地元教会と共に、アジアの教会指導者たちによって助けられ、他に類を見ないものとなるでしょう」と、CCAのチュナカラ総幹事は付け加えた。

今総会の間における審議の会合を通じて、参加者たちは2016年以来導入され実施されてきた戦略的プログラム計画を検討し、向こう5年間という実施期間にわたって将来のプログラムがもつ方向性を探る。

「CCAの最高意志決定機関である総会と、総幹事の報告に基づく議論や提案が、行く手に横たわる課題に取り組むCCAの新しい方向性を定めるために同総会で選出される新しい理事会を助けるものとなることが期待されています」と、2015年の第14回総会以来、アジアのエキュメニカル運動で最大の組織を率いてきたマシューズ・ジョージ・チュナカラ博士は語った。

1957年に世界初の地域的なエキュメニカル組織として創設されたCCAは、アジアにいる6500万人のキリスト教徒を代表している99の加盟教会と17の全国教会協議会またはキリスト教協議会をメンバーにもつ。西はイランから東は日本まで、そして北はネパールから南はニュージーランドにまで至る。

インド教会協議会(NCCI)とケララ州にいる五つのCCA加盟教会、すなわち南インド教会、マラバール独立シリア教会、マランカラ・ジャコバイト・シリア正教会、マランカラ・マルトマ・シリア教会、そしてマランカラ正教シリア教会が、この第15回総会のホスト役を共同で務める。

なお、日本にあるCCAの加盟教会は、日本基督教団、日本聖公会、在日大韓基督教会であり、日本キリスト教協議会(NCC)も加盟している。

(エキュメニカル・ニュース・ジャパン)

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