カナダ各地で行われているクリスチャンのカンファレンス「ミッションフェスト」が2017年に「ミッションセントラル」へと名前を変えた。それに伴い、今年から「ミッションフェスト映画祭」も「Create Moving Picture Film Festival(クリエイト映画祭)」となり、ミッションとアートのみにフォーカスを当てて意見交換する場所となった。
今年選ばれた上映作は80年代アメリカのユース・ミニストリーとコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック(CCM)を取り上げたロードムービー『Electric Jesus』や邦画『地の塩 山室軍平』のほか、ドキュメンタリー映画ではギリシャにたどり着いた難民の姿を追った『Twel Thausand』、インド、ネパールの女性の物語を描く『The Twelve Thansand』、個性豊かな5本の短編映画となっている。各映画の後には映画製作者とのライブQ&Aがあるが、『地の塩 山室軍平』上映後のQ&Aには、東京ダマー国際映画祭の委員長でもある福原まゆみ氏からクリスチャン映画作家として日本で映画を作るということについて話を聞く予定。
ミッションと映像(アート)を考えるワークショップには「聖書プロジェクト」創始者のジョン・コリンズ氏=写真下=やホーへー・カネド氏がパネラーとして参加。他にも、コメディのあり方、セキュラーな世界でのクリスチャンアーティストの立ち位置について、世界の映画製作事情というワークショップにそれぞれ各界で活躍しているクリスチャンアーティストや神学者がパネラーとして意見を交換する。
邦画と福原さんのセッション以外はすべて英語となるが、信仰とアートについて、カナダのアプローチの仕方を知り、共に考える機会になりそうだ。初日のメッセンジャーはアメリカ、ロサンゼルスを拠点にする映画プロデューサーであり、牧師でもあるジェームズ・デューク氏=写真下。
今年はオンライン開催のため、日本からも参加が可能。
チケットは以下のURL(https://www.eventbrite.ca/e/create-conference-registration-tickets-128345995327)から。開催日は日本時間の2月27日、28日。