「異端・カルト110番」開設から1年 「新天地」報道で問い合わせ相次ぐ 2020年10月1日

キリスト新聞社ホームページ

 韓国・中国系の異端、カルトの情報を中心に現地メディアや専門家と協力しながら必要な情報を発信してきた「異端・カルト110番」が10月3日、開設から1年目を迎える。今年4月からは、これまで代表を務めてきた張清益(チャン・チョンイク)氏(日本キリスト教異端相談所所長、単立とねりキリスト教会牧師)と共に、小岩裕一氏(日本イエス・キリスト教団横浜栄光教会牧師)、日本基督教団カルト問題連絡会世話人の齋藤篤氏(日本基督教団深沢教会牧師)が新たに共同代表として名前を連ねたほか、5月には根田祥一氏(クリスチャン新聞編集顧問)も編集顧問として加わった。賛同団体は日本福音同盟(JEA)、日本基督教団カルト問題連絡会をはじめ、現時点で23団体に上る。また、牧師を含め専門的なアドバイザーが16人在籍しており、全国統一協会被害者家族の会(自助グループ)や全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)との連携も実現した。

 9月末までに掲載した記事は191本。特に今年2月、韓国の新天地が新型コロナウイルスの感染拡大で注目を集めて以来、同サイトの取材による国内の新天地に関する記事が一般メディアや読者にも広く知られるようになり、問い合わせや情報提供の依頼も相次いだ。記事を通じて脱会に至ったケースもある。

 同サイト編集長の中橋祐貴氏は、ある教会を訪問した際、本サイトの記事や紹介された新聞の切り抜きが特設コーナーに設けられているのを見て、教会全体でカルト問題について学ぼうと努力する姿勢に感銘を受けたという。

 「メディアとして、単に教理や価値観が異なる『異端』という評価ではなく、はっきりと聖書から逸脱した『異端』、反社会的な『カルト』としての位置づけについて粘り強く説明し続けてきた結果、教団・教派を超えて少しずつ問題の本質が理解され、危機意識が高まったことを感じる」

 この間、虚偽情報を拡散して関係者の信用を損ねようとするなど、数々の嫌がらせを受けてきたと振り返る中橋氏。今後、異端・カルト問題を扱う性質上さらにさまざまな攻撃や脅しを受ける可能性も示唆しつつ、活動を継続するための祈りと献金による支援を呼び掛けている。献金の送付先は以下の通り。

・ゆうちょ銀行口座からの振り込み
 記号10320 番号89923631
「異端カルト110番(読み:イタンカルトヒャクトウバン)」

・他金融機関からのお振り込み
 ゆうちょ銀行【店名】〇三八(ゼロサンハチ)【店番】038
 普通預金【口座番号】8992363

・郵便振替用紙からのお振り込み
 口座記号番号00260-1-142627 「異端カルト110番」

「異端・カルト110番」サイト https://cult110.info/

*名称は開設当初「異端カルト110番(ナカグロなし)」だったが、4月以降「・(ナカグロ)」を入れるように変更した。

「異端カルト110番」サイトオープン 韓国の専門家がセミナーで講演 2019年10月11日

 






メルマガ登録

最新記事と各種お知らせをお届けします

プライバシーポリシーはこちらです

 

オンライン献金.com