韓国最大の通信社「聯合ニュース」など内外のメディアによると、韓国・中央防疫対策本部は8月16日、同日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から279人増え、計1万5318人になったと発表した。1日当たりの新規感染者数としては3月8日(367人)以来の多さとなった。
政府が感染拡大防止に向けた「社会的距離の確保」のレベルを第2段階から第3段階に引き上げる際の基準のうちの一つである「1日の新規感染者数(市中感染)100~200人以上」に該当する規模だ。
集団感染が発生したソウル市や京畿道の教会に関連する感染者が急増しているほか、コーヒーチェーン店、学校などさまざまな場所でも同時多発的に感染者が出ている。新規感染者のうち市中感染が267人、海外からの入国者は12人だった。
地域別では、ソウル市が141人、京畿道が96人でこの2地域だけで237人に上る。このほか仁川市が8人、光州市が7人、釜山市が6人、忠清南道が5人など。一方、新たな死者はなく、計305人となっている。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は16日、全光焄(チョン・グァンフン)牧師=写真=などが主導して前日15日の光復節にソウル市光化門広場で行った現政権糾弾のための大規模集会を、「不法集会は国家防疫システムに対する明白な挑戦であり、国民の生命を脅かす許されざる行為」とし、「政府は強制手段を動員してでも断固たる強力な措置を取らざるを得ない」と強調した。
全氏自身が担任牧師を務めるサラン第一教会では16日、集団感染が発生し、政府とソウル市は、感染病予防法違反容疑で同氏を告発した。(CJC)
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Author: kirishin