人の心には多くの計らいがある。主の御旨のみが実現する。
箴言19章21節(参考箇所同書19章1-29節)
ある人が申しました。「わたしは信仰を持つまでは、いろいろな願いをもっていたが、結局は自分が願ったようには実現しないものだと諦めていた。期待が何時も裏切られてきたからだ。しかし信仰を持った今はそうではない。わたしにとってよかれかしと願った通りにはならなかったが、結局はわたしにとって最もよい結果となっていることに気付いた」。 人はいろいろな願いをもつものです。その願いがかなうようにわたしたちは計画を練り、努力を惜しみません。計画がうまく行き、努力が報われて、願った通りに事が進めば、万万歳です。しかしままならぬは世の常です。思い通りならないことも多いのではないでしょうか。 そのような日々を自分の思いを通すだけで過すなら、みじめな自分を抱えるだけになりましょう。信仰は、もう一つの思いがわたしを包むことを教えるものです。わたしの人生は、わたしだけの思いで動いてはいない、もう一人の方の意志が働く、そしてその意志は常にわたし愛するお方のものである、もしそのことに気付くなら、思い通りにならない人生もまた、新しい日々への歩みと変化することでしょう。