それゆえ、わたしの心は
破れんばかりに激しく打つ。
聞け、神の御声のとどろきを
その口から出る響きを。
閃光は天の四方に放たれ
稲妻は地の果てに及ぶ。
雷鳴がそれを追い
厳かな声が響きわたる。御声は聞こえるが、稲妻の跡はない。
神は驚くべき御声をとどろかせ
わたしたちの知りえない
大きな業を成し遂げられる。
神は命じられる。雪には、「地に降り積もれ」雨には、「激しく降れ」と。
人の手の業をすべて封じ込め
すべての人間に御業を認めさせられる。
獣は隠れがに入り、巣に伏す。
嵐がその蓄えられている所を出ると
寒さがまき散らされる。
神が息を吹きかければ氷ができ
水の広がりは凍って固まる。
雲は雨を含んで重くなり
密雲は稲妻を放つ。
雨雲はここかしこに垂れこめ
導かれるままに姿を変え
命じられるところを
あまねく地の面に行う。
懲らしめのためにも、大地のためにも
そして恵みを与えるためにも
神はこれを行わせられる。