調子が悪い時に、最優先で整えるべきもの【聖書からよもやま話347】

主の御名をあがめます。

皆様いかがおすごしでしょうか。MAROです。
本日もクリプレにお越しいただきありがとうございます。

聖書のランダムに選ばれた章から思い浮かんだよもやま話をしようという【聖書からよもやま話】、今日は 旧約聖書、ハガイ書の1章です。よろしくどうぞ。

ハガイ書 1章4節

この宮が廃墟となっているのに、
あなたがただけが板張りの家に住む時だろうか。
(『聖書 新改訳2017』新日本聖書刊行会)

バビロン捕囚が終わってエルサレムに人々が帰ってきましたが、どうもイスラエル民族の皆さんは自分の家の修理を優先して、神様の神殿の修理は後回しにしていたようです。それで神様は「ちょっと!自分の家ばっかり修理してないで、私の家もなんとかしなさいよ!」と怒りました。

でもイスラエル民族の皆さんの気持ち、わかります。現代のクリスチャンだって、まず自分の生活が第一で、教会生活や神様の御用は後回しにしがちです。何かの災害で、自分の家と教会の両方が壊れてしまったとして、自分の家よりも教会の修理を優先できる人がどれほどいるでしょうか。もちろん当時の神殿と現代の教会では在り方が違いますから単純に比較はできないものですけど、神様を自分より優先するということの難しさを改めて思わされます。

家や神殿といった物理的なことだけが問題ではありません。日々の生活でも、僕たちは自分のことを神様のことよりも優先しがちです。仕事のことで頭がいっぱいになって、祈りを後回しにしてしまうことなんて、僕にはしょっちゅうあります。なんなら仕事ではなく、プロレスや野球の観戦に夢中になって祈りを忘れてしまうことさえあります。
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神様はそんな人間の性質を知っているからこそ、「まず祈りを整えなさい」と僕たちに教えてくれているのだと思います。ハガイ書の、この前後には「収穫が思ったより少なかったりするでしょ?それは自分を優先しているからだよ」とも書いてあります。何かがうまくいかない時、何もかもうまくいかない時、僕たちはつい自分のことばかりをみてしまいますが、そんな時にまず整えるべきは祈りなんです。祈りを整えれば、他のことは後からついてくると、神様はそう言ってくださっているんです。

それは身体の健康にも似ています。身体に悪いところがあると、つい僕たちは「あれをやったらいいかもしれない、これをやったらいいかもしれない」と、様々な健康法やサプリメント、薬なんかを試してしまいたくなりますが、実はそれらの何よりもまず、睡眠を整えるのが重要だったりします。他の何をやっても睡眠が整っていなければ身体はなかなか良くなりません。同じように、他のあれやこれやに右往左往するよりもまず、祈りを整えることが肝心なんです。祈りが整っていなければ、他の何をやっても人生はなかなか良くならないんです。あれやこれやとやる前にまず睡眠。あれやこれやとやる前にまず祈り。心に刻んでおかなければなりません。それがなければどんなサプリメントも、どんな努力も効果が出てきません。

つまりこの聖句で神様が言っていることは「君たち、そんなにたくさんサプリばかり飲んでいるけど、大切なのはまず睡眠だよ?」「君たち、人生を良くしたくてあれやこれやと色々やっているけど、大切なのはまず祈りだよ?」ということです。

クリスチャン生活を送るようになってかれこれ20年になりますが、こんな基本的なことさえ、まだまだちっとも整えられない僕がいます。自分で「よし、いのろう!」と決意しても、それが難しいことは何度も何度も痛感させられています。ですからまず今「神様、僕の祈りを整えてください」と祈ることから始めようと思います。

それではまた。

主にありて。
MAROでした。

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