1月10日「クリスチャンのスピリチュアリティー」

わたしは詩人で農家であるウェンデル・ベーリーの本を読むのが楽しみだ。彼はケンタッキーに小さな土地を持ち、その土地を尊び、手入れする。アーティストが自分の素材に身を委ねるように、彼もその土地に身を委ねる。わたしはベーリーの本を読む時、ベーリーが「農業」「土地」に言及する度に、わたしは「教区」を加える。ベーリーが彼の農業に言及する時、彼はわたしが教会で実践しようと試みてきたことを述べる。というのも、牧会の醍醐味の一つが現場主義であるからだ。

牧師の問いは次のようなものである。「ここにいる人々は一体どのような人々なのだろうか。わたしは神が彼らを作り上げるように如何にして共にいることが出来るだろうか?」わたしの仕事は単純にそこにいて、出来るだけ上手に聖書の御言葉を説教し、教え、彼らに対して誠実であり、聖霊が彼らの中で作り出すことに何も妨害せずにいることである。わたしが今まで考えもしなかったことを、神は行っているかもしれない? 一日や一週間や一年間も、わたしは喜んで沈黙することを望んでいるだろうか? ウェンデル、ベーリーのように、喜んで50年間もこの土地を再生するために過ごす覚悟があるだろうか? ここにいる人々と一緒に?

キリスト教のスピリチュアリティーとは成熟した福音の全てに生きることであ。キリスト教のスピリチュアリティーとはあなたの人生の全ての要因を引き受けることである。 ―子どもたち、配偶者、仕事、気候、財産、人間関係など、を ― それらを信仰の実践として体験することである。神は、わたしたちの人生の全ての要因を求めたもう。

その間、友人たちよ。主の再臨を忍耐して待ちなさい。農夫たちが大地の尊い作物が成熟するのを忍耐しながら待っていることを、あなたがたは知っている。雨が降りゆっくり、また確かに作物を生育してくれることを忍耐して待つように。そのように忍耐しなさい。堅実で強く保っていなさい。いつ主が再臨してもいいように。
― ヤコブの手紙5章7~8節

63db463dfd12d154ca717564出典:ユージン・H.ピーターソン『聖書に生きる366日 一日一章』(ヨベル)
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