主の御名をあがめます。
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◆1564年9月13日 エル・エスコリアル修道院竣工
エル・エスコリアル修道院はスペインのマドリッド郊外にある修道院であり、宮殿でもあり、博物館でもあり、そして図書館でもある複合施設です。エル・グレコをはじめとする、多くの著名な芸術家の作品が収蔵されており、もちろん建築自体にも大きな価値が認められ、ユネスコ世界遺産に認定されています。

画像:wikicommons
スペイン黄金時代の国王フェリペ2世によって、1557年のサン=カンタンの戦いに勝利したことを聖ロレンソに感謝するために建てられました。聖ロレンソは3世紀頃に生きた聖人で、貧しい人に多くの施しを行いました。その殉教のエピソードが少し強烈です。火あぶりの刑に処せられながら「こっちの面は焼けたから、そろそろひっくり返してくれ」と処刑人に言ったとか。その様子を見て、多くの人が「すごい!」と思い、改宗したとも言われています。大昔のことなので本当かウソかは分かりませんが。
それではまた明日。
主にありて。

MARO 1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。 10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。
著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)2022年3月15日発売。