主の御名をあがめます。
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◆８月２７日 男はつらいよの日
渥美清さん演ずる寅さんが主人公の「男はつらいよ」シリーズの第1作が１９６９年のこの日に公開されたことから制定されました。寅さんとキリスト教って、何の関係もないようにも思えますが、第３５作の「寅次郎恋愛塾」は長崎県の五島列島が舞台となっており、そこにある青砂ケ浦（あおさがうら）教会が重要なスポットとして登場します。
画像:写真AC
この教会は１９１０年に完成しました。高台にあるため教会からの眺めは港を一望する絶景で、映画の中でも背景に採用されています。世界遺産の「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を構成する教会の一つとして扱われましたが、今は世界遺産の基準変更により「世界遺産の構成資産と一体的に保存・継承していく資産」となっています。いずれにせよ、世界にその価値を認められた建物です。
画像:wikicommons
ちなみにこの教会を設計した鉄川与助は３４もの教会の設計建設に携わり「教会建築の父」と呼ばれましたが、自身は生涯仏教徒であったそうです。しかし仏教寺院の建築に関わったのは３件だけでした。なんとなく「男はつらいよ」を感じます。
それではまた明日。
主にありて。
MARO 1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。 10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会（@kamiumach）」の運営を行う「まじめ担当」。
著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』（日本実業出版）、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』（KADOKAWA）、『キリスト教って、何なんだ？』（ダイヤモンド社）、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』（「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社）などがある。新著『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』（大和書房）２０２２年３月１５日発売。
