【今日は何の日】1484年8月12日 教皇シクストゥス4世の召天日

主の御名をあがめます。

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画像:wikicommons

シクストゥス4世はルネサンスど真ん中の頃のローマ教皇で、先日からたびたびこのコーナーで触れているシスティーナ礼拝堂を建設した人です。「システィーナ」という名前はこの教皇の名からとられました。

ミケランジェロやボッティチェリなどの芸術家を招いて礼拝堂に芸術を残したのもこの方の功績です。この方がいなければルネサンスの錚々(そうそう)たる芸術の一角は生まれていなかったということになりますから、芸術史上ではとんでもない功績を残した教皇です。

しかし一方で政治的にはあまり活躍できなかったようで、死後に行われたコンクラーベでは選挙に参加した32人の枢機卿のうち、23人までもが彼が任命したメンバーだったにもかかわらず、選ばれたのは彼の政敵であったインノケンティウス8世でした。

それではまた明日。
主にありて。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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