淀橋教会サマー・ホーリー・フェスタに元AKB48の竹内美宥さん「神の存在を意識するだけで救われてきた」

 

毎年恒例の夏の音楽祭「サマー・ホーリー・フェスタ」が2~4日の3日間、ウェスレアン・ホーリネス教団・淀橋教会(東京都新宿区)で開催された。クリスマスと並ぶ同教会の最大イベントで、これまでにも岩渕まことさんや久米小百合さんなど、著名なクリスチャンのミュージシャンが参加している。JR大久保駅から徒歩1分の、人通りの多い教会前の野外ステージでのイベントなので、道行く人が足を止め、キリストを賛美する歌声や演奏、メッセージに耳を傾けた。

2日に、ドイツを拠点に活躍するバイオリニストの斎藤アンジュ玉藻(さいとう・あんじゅ・たまも)さん、3日に元AKB48メンバーの竹内美宥(たけうち・みゆ)さん、4日にルーマニア出身のピアニスト、クリスティアン・アガピエさんという、国内外で活躍するアーティストが登場した。

竹内さんは昨年12月にAKB48を卒業し、現在は韓国に拠点を移して、韓国デビューに向けてレッスンを重ねている。昨夏、日韓合同のアイドル・グループのメンバーを選ぶ日韓合同のオーディション番組「PRODUCE48」に挑戦した際、抜群の歌唱力でファイナリストに残ったものの、最後は選に漏れて涙をのんだ。今回のイベントでは、「君は愛されるために生まれた」や「主イエス神の愛」など全5曲が披露された。日本で歌うのは久しぶりということもあり、AKB時代からのファンも訪れるなど、会場は賑わいを見せた。

華やかに見える芸能界だが、9年間にわたるアイドルとしての活動は決して順風満帆だったわけではないと竹内さんは語る。

「23年の人生の中で、昨年の夏がいちばん苦しかった。プライベートでつらいことがあったり、人生を賭けて挑んだPRODUCE48も思うようにいかなかったり、いろいろなことが重なりました。

これまでにも何度も苦しみや悲しみを経験する中で、そのたびに『もう神様にお祈りするしかない』という状況に置かれ、私は常に神様にお祈りをしていました。先ほど歌った『君は愛されるために生まれた』の歌詞にあるとおり、神様は無条件に私を愛してくれて、赦(ゆる)してくれる。その存在を意識するだけで、救われてきました。

日本では、クリスチャンであることや教会に通っていることを友人に伝えると、不思議そうな顔をされることがよくあります。皆さんの中にも、不思議だなと思う方もいるかもしれません。でも、心がつらいとき、苦しいとき、どうしようもなく助けてもらいたいとき、無理に祈るのではなく、どこかに本当に自分を愛してくれる人がいるんだと意識するだけで、皆さんも苦しみを乗り越えられると思います。たくさんの方が、そんなふうに人生を救われながら、つらいことを乗り越えて幸せに暮らしていけたらなと思います」

このイベントでは各日、トーク・ゲストによる証しのほか、2日は同教会副主管牧師の中村和司(なかむら・かずし)さん、3日は同じく副牧師の金聖燮(キム・ソンソブ)さん、4日には主管牧師の峯野龍弘(みねの・たつひろ)さんがそれぞれ登壇し、「一人ひとりの人生に働きかける大いなる神の愛がある」とメッセージを伝えた。

 






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