7月15日はレンブラントの誕生日

 

今日7月15日はレンブラントの誕生日。「光と影の画家」「光と影の魔術師」の異名を持ち、生涯を通じて自画像を描いたことでも知られます。それらの自画像は、その時々のレンブラントの内面まで伝えているといわれます。

レンブラント「売春宿での放蕩息子」(アルテ・マイスター絵画館蔵)

それを象徴する「放蕩息子」(ルカ15章)を題材にした2枚の絵があります。1枚は「売春宿での放蕩息子」。この絵を描いた1635年頃、29歳のレンブラントは、妻サスキアの財産を浪費して邸宅や収集品を買い集めていると非難されていましたが、無視を決め込み、放蕩息子として自分をこの絵に描きました。

「放蕩息子の帰還」(エルミタージュ美術館蔵)

もう1枚は「放蕩息子の帰還」。63歳でレンブラントは亡くなりますが、その1年前に完成した最晩年の作品です。二つの作品から感じられる違いは一目瞭然です。ヘンリ・ナウエンはこの絵に導かれるように『放蕩息子の帰郷』(あめんどう)を書きました。

雑賀 信行

雑賀 信行

カトリック八王子教会(東京都八王子市)会員。日本同盟基督教団・西大寺キリスト教会(岡山市)で受洗。1965年、兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒業。90年代、いのちのことば社で「いのちのことば」「百万人の福音」の編集責任者を務め、新教出版社を経て、雜賀編集工房として独立。

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