写真＝Paul Jeffrey/Life on Earth
ハマスがイスラエルの中へ血まみれの攻撃を行ってから１週間後、予想されている陸上攻撃を前に、１１０万人を超えるパレスチナ人が、イスラエル軍によって標的にされているガザ北部の地域から逃げようと苦闘している。世界教会協議会（WCC）が１０月１５日に公式サイトで伝えた。
「ＷＣＣは改めてもう一度、この詩をもたらす暴力の即時停戦を、そしてハマスが自らの攻撃を停止するよう、緊急に訴えます。私たちはこの状況の緩和を両方の当事者たちに緊急に求めます」と、ＷＣＣ総幹事のジェリー･ピレイ牧師･教授･博士は述べた。「私たちは、ウェストバンクとエルサレムにおいて緊張と暴力が高まる時期に続く、イスラエルとパレスチナ武装集団の間の紛争と、同地域の人々ーイスラエル人もパレスチナ人も同様にーに対して避けがたい悲劇的な影響を、深く憂慮しています」
ＷＣＣは１０月１３日、エルサレムにある教会の総主教や指導者らよる声明文に加わったが、それはガザで高まりつつある人道危機に取り組むための迅速な行動を強く求めたもの。水や食料、医療支援、そして電気の利用もできず、ガザ地区の状況は耐えがたいものとなっている。
ピレイ総幹事は１５日、こう述べた。「私たちはイスラエル国に対し、国際社会の支援をもって、多くの子どもたちを含めた、何百万人もの罪のない非戦闘員が、医療や基本的な物資の供給を受けられるようにするために、人道支援がガザへ入るのを認めるよう、呼びかけます」
さらに行動する緊急の必要性を強調。「さらに、私たちは、正義という目的に奉仕しつつ罪のない命を救うために、この戦争を緩和するようすべての当事者たちに呼びかけます」
ガザにある聖公会のアハリ･アラブ病院はイスラエルの攻撃によって１４日に襲撃された。二つの階が部分的に損壊し、４人が負傷した。
すべての非戦闘員を保護するために、そしてガザで囚われているすべての人質の即時解放のために、ピレイ総幹事は、ジュネーブ条約という国際人道法を含めた、国際法の尊重と、人権の尊重及び支持を呼びかけた。
ピレイ総幹事はこう結んだ。「私たちはすべての指導者たちに対し、聖地における正義に基づく平和のために働くよう呼びかけます。正義だけがすべての人々の平和や安全、そして安全保障へとつながるのです」
ＷＣＣはすべての加盟教会や善意ある人々に対し、エルサレムの教会指導者たちからの呼びかけに加わって、１０月１７日に「祈祷と断食の日」を守るよう招いている。
（エキュメニカル・ニュース・ジャパン）
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