新型コロナで命落としたカトリック大司教・司教は世界で9人 2020年7月23日

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 新型コロナウイルスは、世界保健機関(WHO)が3月初めにパンデミック(世界的大流行)を宣言してから4カ月以上経った現在も、収束のめどが立っていない。カトリック教会の大司教・司教など高位聖職者でも新型コロナで命を落とした人がこれまでに、世界で少なくとも9人に上っている。

 カトリック系CNA通信の報道などをまとめると、ブラジル・パルマレス教区のヘンリケ・ソアレス・ダコスタ司教(57)=写真=が7月18日、コロナ感染症により死去した。ブラジルで感染によって亡くなった大司教・司教はこれで3人となった。ダコスタ司教は2週間以上にわたって集中治療室で治療を受けていたという。

 ブラジルの犠牲者は他に、パソフンド教区のペドロ・エルシリオ・シモン名誉大司教(78)=6月1日没=と、パライバ教区のアルド・パゴット名誉大司教(70)=4月14日没=が挙げられる。パゴット名誉大司教はすでにがんを患っている身だったが、コロナに感染し呼吸不全により亡くなったという。

 ブラジルに隣接するボリビアでは、エルアルト教区のウジェニオ・スカルペリーニ司教(66)が7月15日に亡くなった。スカルペリーニ司教はイタリア出身で、ボリビアで10年にわたって奉仕していた。

 米国では、ボストン教区のエミリオ・アリュー補佐司教(85)が4月26日に死去。英国では、リバプール大司教区のビンセント・マロン補助司教(88)が5月18日に亡くなった。

 アフリカでは、コンゴ民主共和国ムウェカ教区のジェラルド・ムルンバ・カレンバ名誉司教(82)が4月15日に首都キンシャサの病院で、ケニア・メルー教区のサイラス・シルビウス・ヌジル名誉司教(91)が同28日、イタリア・トリノで死去した。エチオピア・ガンベラ使徒座代理区で奉仕していたイタリア人のアンジェロ・モレスキ司教(67)は3月25日、イタリア・ブレシアで死去、今回のコロナ感染により亡くなった最初の司教だった。

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