6月12日 エズラ記9章15節

御覧ください。このような有様で御前に立ちえないのですが、罪深い者として、御前にぬかづいております。
エズラ記9章15節(参考箇所同書9章6〜15節)

エズラは、ペルシア王アルタクセルクセスに仕えた祭司でしたが、バビロン捕囚から帰還した後、神殿の再建に取りかかると共にイスラエルの民が守るべきモーセの律法を強く説きました。それによって信仰の純粋性を保とうとしたのです。

ここにあげた聖句はエズラの祈りと言われる個所です。彼は過酷な捕囚の身から解放されて帰還したことを感謝するよりも、悔い改めをもって神の前に出ました。これからイスラエルの人々がどのように生きるべきかを模索しようとするとき、彼が目の当たりにしたのは、民が先住民の娘と婚姻関係にあることでした。エズラにとって、これは信仰の純粋性を損なう重大な罪と思われたのです。「わたしはこのことを聞いて、衣とマントを裂き、髪の毛と髭をむしり、ぼう然として座り込んだ」(3節)と聖書は書いています。その上で彼は民たちに審きの声をあげず、「このような有様で御前に立ちえないのですが、罪深い者として、御前にぬかづいております」と悔い改めの告白をしているのです。

罪を悔い改めることほど神の御心に添うことはないと言われます。その姿は、罪を悔い、ただ御前にぬかずくことでしかしらない、エズラによく表れています。

 






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