4月23日 創世記3章4〜5節

蛇は女に言った。「決して死ぬことはない。それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなることを神はご存じなのだ。」
創世記3章4〜5節(参考箇所同書3章1〜24節)

悪魔には黒い悪魔と白い悪魔がいると言われます。黒い悪魔は悪いとすぐ分かるようなことを言って誘惑をする、白い悪魔は、それをとてもよいことだと思い込んでしまうようなことを言ってきて誘惑をするのだそうです。

ここに登場した蛇は、どちらかといえば白い悪魔の方でしょう。蛇はこう言います。「あなたには神になる力があることを神はご存知です。その木の実を食べると神のようになります」。人間は、自らが万物の頂点に立つことを豪も疑ったことはありません。それは当然のことである、そう信じてきました。この聖書の個所は、その人間が当然としてきたことに、メスをいれたようなものです。神は創造主であって、人間は造られた存在である、この分をわきまえなさいと教えているのです。しかし、人はついつい白い悪魔の誘惑に負けて、木の実を食べてしまい、造られたという分をわきまえることを放棄してしまいました。これが罪人としての人間の出発であると聖書は言うのです。

人は造られた存在である、その視点を持つことは、一歩下がったところから世界や物事を見る目を養います。その結果、いたわりや、謙遜、感謝の心をこの世界の中に発見することでしょう。

 

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