2019年9月20日(使徒言行録 3:1-10)

今週のみことば「いやしの力」

ペトロとヨハネが、午後三時の祈りの時に神殿に上って行った。

すると、生まれながら足の不自由な男が運ばれて来た。神殿の境内に入る人に施しを乞うため、毎日「美しい門」という神殿の門のそばに置いてもらっていたのである。

彼はペトロとヨハネが境内に入ろうとするのを見て、施しを乞うた。

ペトロはヨハネと一緒に彼をじっと見て、「わたしたちを見なさい」と言った。

その男が、何かもらえると思って二人を見つめていると、

ペトロは言った。「わたしには金や銀はないが、持っているものをあげよう。ナザレの人イエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい。」

そして、右手を取って彼を立ち上がらせた。すると、たちまち、その男は足やくるぶしがしっかりして、

躍り上がって立ち、歩きだした。そして、歩き回ったり躍ったりして神を賛美し、二人と一緒に境内に入って行った。

民衆は皆、彼が歩き回り、神を賛美しているのを見た。

彼らは、それが神殿の「美しい門」のそばに座って施しを乞うていた者だと気づき、その身に起こったことに我を忘れるほど驚いた。