断片から見た世界
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【断片から見た世界】『告白』を読む 独在性とその「彼方」
「ミラノの見神」体験は哲学の現在にとって、何を意味するか『告白』の叙述によるならば、31歳のアウグスティヌスが体験する…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 〈他者〉の顕現と、「彼方」からの意味の到…
「ミラノの見神」の内実へ今回の記事では、これまでに行ってきた予備的な考察を踏まえつつ、「ミラノの見神」体験の具体的な…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 内面への集中と、「顔と顔を合わせて向き合…
「ミラノの見神」は、哲学に何を語るのかアウグスティヌスにとって、31歳の時に起こった「ミラノの見神」は、彼が自らの最も…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「ミラノの見神」
「ミラノの見神」体験へ:『告白』への帰還私たちはプラトンからプロティノスを経て、アウグスティヌスの『告白』へと戻って…
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【断片から見た世界】『告白』を読む プラトンから新プラトン主義へ
プラトンから新プラトン主義へ:アウグスティヌスの『告白』へと立ち戻るにあたって私たちはプラトンの言葉に耳を傾けること…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「存在の彼方」
哲学の歴史そのものにとって、決定的な意味を持つ一節〈善〉をすべてのものが存在することの根源として捉えようとしたプラト…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「根源」の近くにとどまり続けること
私たちの時代の哲学は「存在の根源」なるものについて、どのように考えるべきか?「太陽の比喩」を通してプラトンが語り出そ…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 存在の根源
「太陽の比喩」における議論は、「存在」の問題にどのように関わるかプラトンの「太陽の比喩」についての考察も、そろそろ大…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 〈善〉とは何か?
〈善〉とは何か?:プラトン哲学の最内奥へ私たちは「太陽の比喩」をめぐる考察を通して、プラトン哲学の最内奥のモメントに…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 敬虔さとは何か
「〈善〉そのものの類比」としての太陽思索者としてのプラトンにとって、〈善〉とはまさしく「太陽」という類比、あるいはメ…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「真理」への開かれ
〈善〉:人間存在にとっての「最大の学業」プラトンは『国家』の第六巻において〈善〉のことを、人間が学ぶべきものの中で最…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「実在のうち、最も光り輝くもの」
洞窟の囚人の修練が到達する終着点とはプラトンの『国家』で語られる「洞窟の比喩」における重要な論点の一つは、人間存在が…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 天との関わりのうちで生きるということ
〈光〉に対して、どのように向き合うかプラトンの「洞窟の比喩」における囚人は解放された当初、それまで見ていた影の世界を…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 知を愛することへ向かって
「洞窟の比喩」をめぐって考える『告白』におけるアウグスティヌスの探求を、特に、新プラトン主義の哲学との関係を理解する…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「洞窟の比喩」へ
プラトン哲学の核心へアウグスティヌスは自分自身の実存を賭けた真理の探求を進める中で、新プラトン主義の思想に出会いまし…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「古代」を突き抜けて「中世」へ
アウグスティヌスの探求は、いかにしてキリスト教にたどり着いたのか?よく知られているように、「生きることの意味」をめぐ…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「歴史」を生きるということ
アウグスティヌスの探求は、哲学の歴史においてどのような意味を持つものであったかアウグスティヌスの真理の探求は、さまざ…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「悪の起源」をめぐる問い
「悪の起源」に関する問いアウグスティヌスが自分自身のうちで働く「自由意志」の存在に気づくに至ったのは、彼が以前から「…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 自由意志の発見
真理の探求が大詰めを迎える悩みは尽きませんでしたが、30歳の年齢を過ぎたアウグスティヌスの真理の探求は少しずつ、しかし…
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【断片から見た世界】『告白』を読む エピクロス派の哲学をめぐって
「善悪の究極について論じ合う」:エピクロス派の哲学をめぐって苦悶のうちで続けられたアウグスティヌスと友人たちの議論は…