性の聖書的理解ネットワーク(NBUS)設立のお知らせ

 

[くりナビ] LGBTQについての聖書的見解 / テモテ・コール|クリスチャン・ナビゲーション#89|

昨年5月に開催された福音主義神学会東部部会で、藤本満氏がLGBTと同性婚について講演され、聖書を冷静に検討した上で「LGBT肯定を評価」と発言されました(クリスチャン新聞2021年6月20日号掲載)。藤本氏はその後、「LGBT否定は福音的人間観と逆行する」とも語っておられます。その発言を機に、「LGBT・同性愛は罪ではない」「LGBTのクリスチャンをさばいていいのか?」といったメッセージがキリスト教メディアから発信され、その認識が日本の福音的な教会の間に広がってきているのではないでしょうか。今の時代、マイノリティーであるLGBTQの人々の権利を保障しよう、同性婚を認めようといった動きが世界的に見られます。聖書を神の言葉と信じるクリスチャンの間でも、同性愛を公言するクリスチャンや牧師も珍しくなくなりました。この世の価値観を優先させることにより、ジェンダーとセクシュアリティに関する聖書の教えに対する混乱や妥協、神の真理からの逸脱が見られるようです。

このような風潮に危機感を覚え、緊急性をもって数名のクリスチャンが集い、祈った結果、このたび「性の聖書的理解ネットワーク」(NBUSーNetwork for Biblical Understanding of Sexuality)を設⽴するよう導かれました。その働きの第一歩として、真理と恵みに基づいて、ジェンダーとセクシュアリティに関する聖書の教えをまとめた「ナッシュビル宣言」を採択し、その⽇本語訳をウェブサイトで公表することに決めました(以下参照→https://www.nbusjapan.com/)。

「ナッシュビル宣言」は2017年、神のことばに立ち返るよう呼びかけるため、⽶国の福⾳派の指導者たちが連名で発表したもので、LGBTQ・同性愛は罪であるということに同意しつつも、神様はこれらの人たちを決して見捨てず、大切な存在として愛しておられることを宣言しております。創⽴メンバーたちは他のクリスチャンたちに、これらの真理への賛同を署名で表明するよう呼びかけました。⽇本の皆様にもぜひこの宣⾔に賛同の署名をしていただきたいと思います。署名をすることによって、神が愛であるゆえに、個⼈、家族、地域社会、そして全⼈類を祝福するため、これらの真理を定められたということへの賛同の意思表⽰になるのです。

NBUS は、ジェンダーとセクシュアリティに関する神の真理を肯定し⽀持するため、⼀⼈でも多くの⽅がこの宣⾔に署名してくださるよう、広く呼びかけます。また、啓発活動の一環として今後、ジェンダーとセクシュアリティに関する書籍の発行や講演活動も行っていきます。
(問い合わせ等はe-mail: contact@nbusjapan.com、NBUS事務局まで)

【呼びかけ人】

テモテ・コール(ファミリー・フォーラム・ジャパン)、
大村信蔵(ファミリー・フォーラム・ジャパン)、
中川健一(ハーベスト・タイム・ミニストリーズ)、
ウィリアム・ウッド(真理のみことば伝道協会)、
ジャン・ドウゲン(真理のみことば伝道協会)、
藤田桂子(ジャパン・クリエイティブ・ミニストリー)、
佐野剛史(クリスチャンコモンズ)、
北海道聖書学院・教師会

 

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