聖書の世界をやさしいイラストと言葉で伝えたい。パント大吉さんの最新刊「最上のヒマつぶし」発売

イラストレーター、パント大吉さんの最新刊『最上のヒマつぶし』(いのちのことば社)が11月1日に発売される。


本書は月刊「いのちのことば」誌で連載されていた「聖書の場面でまちがいさがし」に加筆し、単行本化したもの。“弟子たちの足を洗うイエス・キリスト”や、“5000人に食事を分け与えるイエス・キリスト”など、聖書の有名なシーンがイラストで描かれ、間違い探しや、パズル、迷路で遊びながら聖書の世界が学べる1冊となっている。それぞれのイラストには、どのようなシーンであるか簡単な解説と、前作「日めくり笑ってみことば」(いのちのことば社)シリーズにも登場する熟年夫婦のゆる~いイラストやコメントが添えられ、読み終わる頃には、自然と新約聖書や、イエス・キリストの生涯が頭に入っているという算段だ。
「僕はとにかく、柔らかく聖書の世界を伝えたいんです。聖書やイエス様について、知識も興味もないという方にも読んでもらえたらいいなぁと思いながら描きました」と話すパントさんは、自らこの企画をいのちのことば社に持ち込んだのだとか。

そんなパントさんが聖書と出会ったのは、40歳を過ぎてからのこと。「やってみたいと思ったら、とにかく行動せずにはいられない」というパントさんは、20代の頃にミュージシャンを目指して上京。プロサックス奏者を経てイラストレーターになり、それがうまくいかなくなると画家、さらにパントマイムに惹かれてパフォーマーの道を目指し・・・とさまざまな道を歩んできた。
「イラストを始めた頃は素人だったにもかかわらず、美容雑誌で5年間に渡る連載を任せてもらえたり、パフォーマーとして活動していた時期には、大手新聞に取り上げられて地方を回ったり、うまくいっていた時期もありました。でも、どの仕事も常に順調だったわけではありません。僕自身がいやになってしまったり、人気が下火になれば仕事もなくなり・・・。家族を抱えて生活も苦しくなりましたし、ストレスから体のあちこちに変調をきたすようにもなってしまいました」

台湾版「笑ってみことば」シリーズを手にするパント大吉さん

転機となったのは、娘さんの同級生宅で開かれた小さなクリスマス会。何も知らずに訪れたところ、同級生のお父さんが牧師で、その日、初めて聖書に触れたという。
「この牧師さんが、とにかく熱い人でした。それ以降、そのお宅で行われていた礼拝や朝のお祈り会に参加するようになったのですが、僕が抱えている悩みだったり深い話になると、いつも彼は僕のために泣いて祈ってくれるんです。見せかけではない真剣な祈りに、僕も涙があふれました」
その後、1999年に洗礼を受けたパントさんは、イラストレーターとして再起する。いまは、神の子であるイエス・キリストが誰よりも低い場所に来てくださったように、聖書に対する敷居を低く、身近なものとしてわかりやすく伝えることが使命だと話す。
「この本は聖書への入り口。親子でも楽しめるように、漢字にはすべてルビを振っています。お家で過ごす時間が増えていると思いますので、ぜひこの本で、笑いながら“最上のヒマつぶし”をしてもらえたら最高に嬉しいですね」

『最上のヒマつぶし』
いのちのことば社
2020年11月1日初版発行
759円(税別)

著者:パント大吉(ぱんと・だいきち)
マンガ・イラストレーター&パフォーマー。1957年熊本生まれ、博多育ち。2017年にいのちのことば社より発行された『日めくり笑ってみことば』、『日めくり猫と笑ってみことば』は台湾でも評判に。公式Instagramでは愛猫ポンゲの日常を描いた10コマ漫画『ポンゲ日記』を公開中。パント大吉さんへの問い合わせはメールにて
mail:panto8010@gmail.com

 






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